アメリカンコッカースパニエルについて
こんにちは!
グルーマーのたまごです!
本日はこちらのアメリカンコッカースパニエルについてご紹介致します。
見た目
アメリカンコッカースパニエルの主な特徴は長く艷やかな被毛です。
また長く分厚い耳も特徴的です。
これらの特徴はコッカーが昔には鳥猟犬だった面影を残しているからです。
コッカーはスポーティングドック(鳥猟犬)の中では最も小さいです。また最近の日本の犬全般は小さすぎると言われていますが、アメリカンコッカースパニエルは現在の姿が最も理想的です。
これは解剖学上よ理想的骨格に近いということです。それにより素晴らしいスピード と大きな耐久力を発揮するとができます。また自由で陽気かつ健全で全体の体のバランスがよく取れています。
それではJKCで定められているコッカーの詳しい外貌を紹介致します。
サイズ
牡 15インチ(38.1cm)
牝 14インチ(35.6cm)
どちらも±0.5インチ(1.25cm)はゆるされます。
コッカーは体長が体高よりもわずかに長いです。
顔
目はアーモンド型 で色はダークブラウンです。目は顔のパーツの中で1,2を争うほど、重要なパーツになります。被毛の色がブラウンの場合はハシバミ色をしていることもあります。
耳は分厚く目尻の延長線上に付きこれよりも高くついたり低くついたりするのは走行時に耳がパタパタと上下したりするのでのぞましくないです。
鼻先からストップ(目と口の間のくぼみ)までの長さはストップから後頭部までの長さの半分です。またマズル幅は顔の最も幅のある箇所と同じ幅をしていて上唇が分厚く下唇を覆えるほど大きいものが理想的です。鼻は大きく黒いです。
ボディ
首の長さは体長の1/3のながさで少しアーチ状になっています。
背はわずかに傾斜していて歩行時にもこれが変化しないものが理想的です。
胸は深く肘より高くなく歩行の妨げにならない程の広さです。腰が短いことも特徴的です。
被毛
耳、胸、腹、脚に体を保護する長い飾り毛があります。毛質は絹状でわずかにウェーブしています。
毛色はブラック、アスコブ、パーティの3種類です。
- ブラック
ブラックはその名の通り黒のことです。
- アスコブ
アスコブとはAny Soild Color Other than Blackの頭文字を取ったもので、黒以外の単色の事を表します。
色の幅が広く大変明るいクリーム色から大変ダークなレッドまであります。ブラウン及びタン•ポイントのあるブラウンも含みます。胸及び喉にある少量のホワイトは許容されます。
- パーティ
パーティは2色以上の明瞭に区別出来る単色で構成されています。必ずホワイトが入っていなければならないです。ブラック&ホワイト、ブラウン&ホワイトがあります。
タン・ポイント
タンの色はたいへん明るいクリームからたいへんダークなレッドまでであり、基本色の10%以下でなければならない。
タンの場所は
- 両耳裏
- マズル及び頬の両側
- 両目上のハッキリしたスポット
- 尾の下側
- 全体の足先と脚
- 胸は任意です
明瞭でないものやわずかしかないものは減点になります。
また、定められたところ以外にタンがある場合は失格になります。
歴史
コッカーは元々鳥猟犬でした。
スパニエルの中でサイズが大小に別れていて、大きいものはスプリンガー小さいものはコッカーと呼ばれています。
アメリカンコッカースパニエルはアメリカのコッカーということです。
元はイギリスでコッカーが誕生ました。
はじめはスプリンガーとコッカーの区分は年齢と体重を基準にしていましたが日によりコッカーになったりスプリンガーになったりと変わってしまうことから人の用途によって分けられるようになりました。
スプリンガーは鷹などの大きな獲物をコッカーは小型の獲物の狩猟に使われていました。
1892年にKCに純血種として登録されました。
このコッカーがアメリカに伝わったのは1620年のことです。メイフラワー号に乗ってアメリカに持ち込まれたとされています。初期はイギリスにいたときの特徴に忠実に繁殖されていましたが、1900年代はじめに足が長く胴が短いコッカーが人気になりました。アメリカでは猟犬としてではなく愛玩犬として扱われることが多かったです。1935年にイングリッシュコッカーと別犬種でアメリカンコッカースパニエルとしてAKCに登録されました。
アメリカでは「わんわん物語」で一躍人気犬種になりました。日本も同様で1947年には一番人気の犬種になりました。しかし長い被毛にはこまめなお手入れが必要な事から人気は衰退していきました。
飼い方
性格は明るくて人懐っこいです。遊ぶことが好きです警戒心が少ないことから他の動物とも友好的です。
猟犬だったこともあり体力があり運動と遊びが大好きです。一日1時間ほど散歩してあげましょう。運動量が少なすぎると肥満になりやすく、ストレスも溜まりやすいです。
被毛はとても長く量もあるのでこまめなブラッシングが必要です。ブラッシングを怠ると毛艶がなくなり毛玉が増えてしまいます。
お家に迎え入れたと訓練を行うことが大事です。